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No.788 SINGER 103K シンガー製 職業用足踏みミシン 英国製・懐の広いミシン

暮らしのそばに、足踏みミシンを。
■仕事のために作られた、広い懐
SINGERの職業用足踏みミシン、モデル103Kです。
1951年、英国スコットランド・クライドバンクのキルボウィ工場で製造された一台です。この工場は、長く同社の主要な製造拠点としてミシンを作り続けてきた場所。モデル名の103の後についているKはこの工場で生まれたミシンにのみ付けられる特別な文字です(ちなみに宇都宮の工場で作られたミシンはUが付きます( ´∀` )。)
103Kは、家庭用ミシンよりもアームが高く、ベッドも広く作られた職業用ミシンです。大きな布を扱いやすく、全回転釜による安定した縫製もこの機種の特徴です。やはりプロ用にデザインされたミシンだなと感じます。また、本機は、下糸巻き機がミシン本体の上部に備えられていて、これは家庭用に近い形でおもしろいポイントです。
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■縫い心地
整備後は、足踏みを高速まで上げても動きが安定しています。直線を縫ったときの縫い目もきれいに揃い、短いステッチから長めの縫い目までしっかり対応します。
布送りもスムースで、動作音は職業用ミシンとしては静かな印象です。膝上げ機構も備えているため、足元で押えを操作しながら両手を布に使えるのも、実際に縫ってみると便利なところです。
■整備について
機械は分解してクリーニングと整備を行い、消耗品を交換しました。グリースも交換し、縫製に影響する傷を除去して、組み上げた後に調整しています。
職業用ミシンは仕事で使われることが多いため、本体の文字や塗装が摩耗しているものも少なくありません。その中で、この103Kは「SINGER」の文字がきれいに残り、黒い塗装にも艶があります。長く使われてきた道具でありながら、外観にもまだ当時の姿が残されています。
■台と脚について
木製の台は古い塗装を落とし、傷みを補修したうえで再塗装いたしました。シェラックニスとウレタンを使用し、実際に縫い物をする台として耐久性を考え、厚めに仕上げました。
中央部分には補修跡がありますが、表面を平らに整えて塗装していますので、布が引っ掛かることはありません。左右に広がった大きなテーブルは、衣類などの大きな縫い物を扱うときにも使いやすい形です。
脚もクリーニングと再塗装を行いました。中央に残る金色のSINGERの文字は、この脚が過ごしてきた時間を感じさせる部分でもありますので、塗り直さず、そのまま活かしています。
■完成していた構造だから、今も使える
古い職業用ミシンを整備していると、基本的な構造そのものは、現在の職業用ミシンにも通じるものがあると感じます。
速く、安定して、まっすぐ縫う。そのために必要な機械としての基本が、すでにこの時代にはしっかり形になっていたのでしょう。
初心者が少しずつ足踏みに慣れていくところから、日常的によく縫う方、厚手の生地を扱う方まで。道具として使い込んでいける一台です。
付属品として、スターターキットのミシン針2ケース、ボビン、ミシン針をお付けいたします。当店で独自に日本語訳した説明書もお付けいたします。
| 主なアイテム | 市販 | |
|---|---|---|
| ミシン針 | 職業用ミシン針 | ◎ |
| ボビンケース | 職業用ボビンケース | ◎ |
| ボビン | 職業用ボビン | ◎ |
| ゴム輪 | 外径29mm程度 | ◎ |
| ベルト | 革ベルト | ◎ |
◎:手芸店で新品入手可能 ○:専門店で新品入手可能(かも) △:ミシン専門店でも新品入手難 ×:アンティーク品のみ存在
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